参加店舗インタビュー〜アートギャラリー能勢
アートギャラリー能勢さんにインタビューしてきました。
インタビュアー:岡本薬局 桐生(以下、桐)
アートギャラリー能勢さんの担当:能勢さん(以下、能)
桐:お疲れ様でーす。お世話になってます。
能:おう、どうしたの休み?
桐:はい、ということでまちゼミ参加店舗インタビューにきました(笑)まちゼミサポーターその他色々なまちの仕事でお世話になっていますが、改めていろいろ聞かせてください。
能:よろしく!
桐:能勢さんって、うちの薬局に来るお客さんにも「額ノセ(がくのせ)」さんっていう方が結構お見えになるんですが、いつからあるのでしょうか?
能:額ノセ自体は親父が始めた店でそれこそ60年以上前で、俺が生まれるちょっと前からやっていて、ずっと俺も額ノセっていって紅谷町ではやってたんだけど、ここの明石町に移転をしてくるときに店名を変えたんだよね。
桐:なんかおしゃれな名前ですよね?
能:ほら、扱っている物が額だけじゃなくて、まぁ絵画の方もね、結構比重があるしそれでアートギャラリー能勢ってしたんだよね。
桐:お店の名前が変わってからはどれくらいなんですか?
能:11年前かな?
桐:ずっとスターモールでやってると思っていたので驚きました(笑)
桐:お仕事の内容なんですけど、アートギャラリーってどういう仕事がおおいんですか?
能:一番多いのは、絵をもってきて、これに合った額を探しているんだけどっていうのかな。その次は「修復」っていうのを告知しているのでしみ抜きや、破れちゃった掛け軸なおりますか?とか。
能:逆に聞きたいんだけどさ、どんなものならおいてるんだなとかどんなことならここを利用しようかなって思う?
桐:正直、私は絵もやりませんし、芸術に疎いのであまり想像がつかないんですけど、お店の前を通ってみる限り、額以外の小物もあるのでそういったものを買いにくる方が多いとおもってました。
能:こういう小物も「逸品研究会」ってのでおくことを決めたものがあったりとか、要は敷居を低くするために置いたりしている物が多い。もっと専門的なもの陳列したらといわれることもあるんだけどね。まぁ、見る人の立場で変わるわけだけど、まずはうちの店をまったく知らない人が見てどういう風に思うのかってのに興味があるんだよね(笑)
桐:具体的にどういったお客さんが多いとかありますか?
能:絵画、絵をやっている人、貼り絵、まぁクラフト関係のことをやっている人が額装の方では多くて、コレクターさんとか、絵を集めている人、旧家で所蔵している掛け軸など代々のものを修復にしにくる方かな。風水がはやった時期は、運気を上げたいからここに黄色の絵や東には朝日の絵がいいよとかこの方向ならこういう絵がいいよみたいなアドバイスを求められることもあったよね。
桐:先ほどから「修復」っていうのがでていますが、実際にはどのような仕事になるんですか?
能:実際にここでやるわけではなくて色々な修復師さんがいるんだよね。たとえばあるものの修復を頼まれたとして、これだったらAさんが得意かなとかCさんの方がうまいんだけど、高いんだよなとかがあってお客さんの希望に合わせて、相談役というかなんというか、、、
桐:なるほど。つまり、修復の全体を見て、コーディネートしていくというか予算に応じてマネージメントしていく感じですね?
能:そうそう、そういうところを強化していて、自分でやるわけじゃないんだけどいろいろな修復を取り次いできている経験があってさ、大体の仕上がりの予測があるわけ。これ直りますか?ってもってこられたものをみて、材質や絵の種類(掛け軸なのか油絵なのかなど)をみて汚れの取れやすさを判断したり、紙の劣化の具和を見てどの程度の薬品が使えるのかなとか考えたりしてこれくらいかかりますよという話をしてどの職人さんが適切かなと考えていく形になる。
桐:実際に多い修復の依頼ってどんなものが多いんですか?
能:全体を100とすると、掛け軸は80くらいでその次は日本画、あとは油絵なんだけど、これは修復っていうよりもまずはクリーニング、これは俺ができるからさ、クリーニングのできを一度みてもらって、やはりもっと修復をとなれば引き受ける感じになるからね。
桐:ほかの同業者に比べて強みはなんですか?あまり同業のお店って思い浮かばないんですけど、、、
能:同業者は確かにへったね、福助さんもなくなったし、去年、銀杏さんもやめてしまった。額縁と画材でやっていうところでいうとオクトさんっていうところがあるんだけど、平塚では2軒しかないかな。強みというか違いは、オーダーで額をつくっていることがあるのでちょっとこだわりたい人向きだし、修復はこちらしかしていないですね。
桐:なんか持ち込み強そうですね(笑)
能:そうだね、相談をしっかり受けて応じていくのが得意かもしれない。
桐:話かわりますけど、能勢さんってまちの取り組みいろいろやれてますよね?ラジオとかふくめて。なぜなんですか?
能:当時下っ端でいろいろお願いしやすかったんだろうけど、そういわれると一番はJCを経験したことかな。そんないいこと言って本当にできるのかよって思ってたけどその人が真剣になっているっていうようなのみてすごいなとも思ったし、自分もなんかこう自分がいることでプラスの影響を与えられるようになろうって考えていってきがついたらあれもこれもってなってたかなー。
桐:いつも能勢さんにはイベントなどで我々若手と上の方をつないでもらっていると勝手に思っていて、大変感謝しています。
能:あれやれ、これやれって追われていろいろやってきたんだけどきがついたら、結構自分が結構いい年になっていて(笑)下の子たちがすっごい頑張っているからそこは一緒になってやっていきたいなと思います。
桐:ありがとうございます。勇気を頂けます(笑)
能:最近思うのは、七夕に関して、意外と市民の人とか買い物の方は冷ややかでさびしい。小さいころから平塚のまちにかかわれるような取組があるといいよね。そうするとこのまちが好きな大人が多くなる(笑)
桐:平塚って結構平塚好きが多いような気がするんですけどね、、、
能:好きっていう人は多いんだけどこれが好きっていって発信してくれる人がすくない気がするんだよね。シティープロモーションも外に外に向けて情報を発信していくことが多くて、なんか中にもというか中の人たちが発信していくような動きをとったらいいのかなと思います。
桐:最後にまちゼミの意気込みをお願いします。
能:まちゼミもさ、1回目ってキラキラから具体的になにしようかって1枚のペラをつくってそこから全国でこういう取り組みがあるからって企画があったんだけど、そん時はまだみんな内容がよくわかってなかったから、一歩引いててさ(笑)その状態から始まったんだよね。
能:自分から動いていって、お客さんが教わる形できているからいい関係作れるからいいなとも思った。ただ怖いなと思ったのは思いをもって接しないとお客さんすごいわかるじゃん。まちゼミやれって言われたからやってるって人が増えちゃうとまちゼミに魅力を感じない人も増えちゃうから、仲間の意識成長していかないといけないよね。今は本当にいい感じでいってるよねー(笑)
桐:そうですね!ありがたいことです(笑)
桐:今日はありがとうございました。これからもサポーター活動頑張っていきましょう!そういえばミーちゃん(猫)いなかったですね
能:今日はお出かけでした(笑)
まちゼミサポーターの頼れる年長者、能勢さんでした。ラジオDJされてるくらいとてもいい声なので聞きにいってみてはいかがでしょうか?